そもそも珈琲ってどんなだったかな

先に僕の解答をお伝えすると

酸味と苦味と甘さのバランス　だったと思う

元々の　安かろう不味かろう　だった時代から

サードウェーブの流れから極端にアシディティーを評価する時代へ

そしてアシディティーを表現する時代へ

コーヒーは　焼き過ぎても失われてしまうものが多いけど

焼かな過ぎることにも得られるものが少ない

そんな気はする

そもそもは　飲んだ人の心地良さがあることが大切で

刺激を求めるものではないかもしれない

アロマや高揚感は　コーヒーという素材そのものが持っている特徴で

「嗜好品」というジャンルも忘れちゃいけない

コーヒーにとっての嗜好とは刺激ではなく

一過性のものではなくむしろ余韻なのだ

僕はバランス重視でいつでも極端なことはしない

いろいろと世界（原産国、品種、焙煎、抽出etc...）を回った後で

またこの場所を思い出してくれることに願いを込めて

静かにそっとサーブする

今日という日のカップに情熱を注いで